せっかくブログを始めたのに、続けられない。楽しくない。
そう悩んでいるのは、あなただけではありません。
ブログの継続を難しくしている最大の理由はブログを毎日更新することです。
そんな必要性があるのかないのか?ちょっと考えてみてください。
「ブログ」の理想と現実のギャップ
少し古いデータになりますが、公式の調査結果を公表している総務省の研究発表があります。
<総務省 情報通信制作研究所>
この場合の『アクティブブログ』とは『1ヵ月間に1記事以上更新されているブログ』のことをいいます。
2008年1月現在のデータは、次のようになっています。
【ブログ数】
- 開設ブログ数:2,243万
- 公開ブログ数:1,690万
- アクティブブログ数:308万*公開ブログの約18%
【記事数】
- 開設ブログの記事数:1,787百万(約17億9000万記事)
- 公開ブログの記事数:1,347百万(約13億5000万記事)
- アクティブブログの記事数:568百万(約5億700万記事)*公開ブログの約42%
【データ量】
- 開設ブログのデータ量:54テラバイト
- 公開ブログのデータ量:42テラバイト
- アクティブブログのデータ量:20テラバイト*公開ブログの約48%
【テキストデータ量】
- 開設ブログのデータ量:16テラバイト
- 公開ブログのデータ量:12テラバイト
- アクティブブログのデータ量:5テラバイト*公開ブログの約42%
12ヵ月のブログ更新継続率は約40%で推移しており、ブログの削除率は0.5%から1.5%で推移しているとのことです。
上記のデータのブログ開設数と公開数の差を削除率としてみてみると、ブログ数は約25%、記事数は約25%、コンテンツ全体のデータ量は約22%、テキストデータは約25%削除されていることになります。
約1/4のブログと記事が消えてなくなっているのです。
ということは、毎日更新していなくても月に1記事以上更新していれば、ブログ全体の上位2割以内に確実にランクインしているということになりますね。
それなのに、あなたは「ブログが書けない」と嘆くのでしょうか。
ブログを毎日更新しているのは、限られたごく少数のブロガーだけというのが現実です。
必死に毎日更新することよりも、あなたのペースで楽しく続けることに目を向けてみませんか?
なお、2009年1月末現在でのブログ登録者数は約2,695万人、月間閲覧者数(PV)は約205億となっています。
2017年のブログ人口は、はたしてどこまで増えているのでしょう。
「ブログ」を「毎日更新」することのメリット
ブログを毎日更新すると、自分自身への効果と読者への効果の2つの大きなメリットが生まれます。
自分の成長
- 自然にブログを書く習慣が身に付く
- ブログを書くことがストレスでなくなる
- 毎日書き続ければ誰でもそこそもうまくなる
ブログを毎日更新することで、ネタを探しやすいブログ脳になってきます。
そうなれば、しめたもの。
ブログを書かなければ、という強迫観念から解放されて、書くことが楽しくなってきます。
逆に言うと、そこまで書き続けなければダメだという事ですね。
それが無理なら、そこそこ人気のブロガーになるという夢は諦めましょう。
そこまで頑張る意志がないのなら、ブログはあなたにとって必要な事でも興味のある事でもないからです。
それでもあえて書きたいと思うなら、あなたのペースで好きな時に書けばいい。
だからといって、毎日更新できないと悩む必要はありません。そこは開き直りましょう。
何気ない日常生活の中で、無意識にブログを書く事を考えてしまうレベルになれば、ブログはもうあなたの生活の一部です。
ブログを書かなければ落ち着かない、物足りない状態になっているはずです。
それは、書かねばならぬという義務感や強迫観念ではありません。
ブログを書きたいと感じる楽しい欲求です。
そして、誰でも書き続けるうちに、それなりに上達するものです。自分なりのスタイルも出来上がってきます。
そういうブロガーさんをたくさん見てきました。雑記・日記ブログであろうが、有意義な情報発信ブログであろうが同じです。
読者の変化
ブログを毎日更新するということは、読者も毎日読みに来るという事です。
それはすなわち読者を教育する事になるのです。
あなたのブログの更新通知を受け取って毎日読むことが続くと、やがてあなたのブログ更新が楽しみになり読む事が習慣になってきます。
毎日読む事で、接触回数が増え続け親近感が湧いてきます。
そして、やがてあなたのファンになる。
あなたの成長を見守ってくれるオーディエンスになるのです。
「ブログ」を「毎日更新」した方がいいのは、いつまで?
アフィリエイトなどでブログからコンスタントに収入が得られるようになったら、ぶっちゃけ毎日更新する必要はありません。
「毎日更新」を3ヵ月間続けて100記事投稿するまでは最低限続けるべきだ、と言うのが一般的な見解です。
あるいは、設定した目標が達成されるまで続けるということになりますね。
- 1日/1ヵ月の閲覧数(PV)
- 訪問者数
- 読者登録数
- クリック数
- 直帰率/回遊率
- 滞在時間
- 検索数/率
- 被リンク数
- シェア数
- ブックマーク数
- いいね/スター数
どの項目を目標に定めて、ゴールの数字をどう決めるかは、あなた次第。
それによって、毎日更新を継続すべき期間が変ってきます。
その後は、アクティブブログと認知されるために、最低限1ヵ月に1~2記事更新すればOKです。
中には、精力的に記事を量産し続けているパワーブロガーもいますが、それは毎日更新を頑張った結果次のような状態に変化したのではないでしょうか。
- 書くことが楽しい(モチベーション)
- 書きたいことが次々と湧いてくる(発想・アイディア)
- スムーズに書けるようになった(ライティングスキル)
- 記事への反応が励みになる(賞賛・報酬)
- 自分が発信した情報が人の役に立つと嬉しい(やりがい)
また、もともと書く事が好きで得意なタイプの人は、ずっと書き続けられるでしょう。
あなたの性格や技術によっても、行動の仕方が変わってきます。
私は3年間アメブロで毎日更新を続けてきました。その内の1年間は、平均1日に4記事を毎日投稿しています。
最適な「ブログ」の更新頻度は ?
では、いったいどのくらいの更新頻度が理想的なのでしょう。
- 毎日更新を継続した期間のアクセス分析
- 試験的に毎日更新しない期間を設けて実験データを比較検証する
- 読者の訪問パターンの分析
- 自分が無理なく続けられるペース
このような条件を検討して、あなたに適した更新頻度を考えましょう。
この他に、読者があなたのブログに何を求めているのかがわかってくれば、更新頻度を検討する材料が増えます。
また、更新する時間帯も、あなたの都合と読者の特性によって判断することができます。
読者の訪問頻度や訪問時間などの解析データが必要になるので、何らかのアクセス解析を利用しましょう。
私は、アクセス解析研究所を愛用しています。
まとめ
【キーワード】「ブログ」「毎日更新」*文中の下線、見出しの「」
【問題】ブログは毎日更新しないとダメなの?
【解決】
- 基本的には100記事を目安に毎日更新が望ましい
- 自分にあったペースで始めてもよい(曜日・時間など規則性を持たせる)
- ある程度継続したら結果を解析して方針を決める
- 目標をクリアしたら月に1~2回の更新でかまわない
毎日更新できない、ということが苦痛でブログを書けなくなってしまったら、本末転倒です。
さあ、次は「ブログを書く時間がない」と焦っているあなたの問題を解決しましょう。
アイキャッチ画像出典:ぬいぐるみ界のトップエンジニア|ぱくたそフリー素材